What is Child Protection Services?
社会的養護とは?
社会的養育を必要とする子どもたちに
ハッピー&スマイルを与える!
私たちは、児童養護施設で生活している子どもたちや
巣立った後の子どもたちへのサポートを通し、
数々の社会的な課題に向き合っています。
子どもたちだけでなく、施設職員に対する心身のケア、
親御さんへのサポートにも取り組みを計画しています。
根本的な課題を改善できるところから取り組み、
子どもたちやそこに関わる人々、社会に
明るい未来を灯してまいります。
現在向き合っている社会的課題
施設数
全国612か所
児童数
全国24,539名
厚生労働省(施設数・現員:令和2年3月末/福祉行政報告例)
児童養護施設とは、社会的養護が必要な子どもたち(主に2歳から18歳まで)をサポートする場所の一つとして知られています。児童福祉法の下、原則として18歳になると自立が求められます。つまり、高校を卒業後、生計を立てるために働く環境と住環境が必須となります。それゆえに施設を退所したあとに孤立するケースが多く、継続した支援が必要なのです。孤立後、頼れる大人がおらず、孤独で社会に不安を抱えながら生活を強いられる状況が続きます。
高校卒業後に就職する子どもたちの現状
児童養護施設への入所理由は虐待が65.6%
219,170
これは、児童相談所へ虐待の相談が入った件数です(2023年9月12日時点)。相談件数は年々増加しており、死につながるケースも少なくありません。虐待は身体だけでなく、心にも大きなダメージが残りますので、その後の人生に甚大な影響を与えてしまいます。
児童養護施設と子どもたちが抱える問題
資金不足に悩む施設
施設の運営費用は公費によって支給されていますが、施設の改修や日用品(衣類/学習用具/食料)の不足、自立後の支援など、公費だけではまかなえない部分が多いのです。特に衣類についてはおさがりがほとんどなようで、子どもたちは我慢を強いられた状況下にいます。
低い進学率
厚生労働省より、2018年度末に高校を卒業した児童養護施設出身者の大学などへの進学率は[14%]で、高校卒業者全体[51.9%]の4分の1程度。さらに金銭的理由が背景に一般の学生と比べ中退の割合も多い傾向にあるとされています。
閉鎖空間でのいじめ
幼い頃から集団生活をする中で、子ども同士によるいじめも社会的な問題の一つとして取り上げられます。ある意味ホームゆえに逃げることのできない閉鎖空間となっていることも集団的ないじめが減らない要因となっています。
社会的手続きが厳しい
自立後に、保証人が必要とされる手続き関連、銀行口座開設、携帯電話の契約、賃貸物件の契約などといった手続きに悩まされることが多いのです。そのため、現状はこのような内容に理解のある就業環境が求められています。
私たちができること
住居サポート
お仕事探しと同時に必要となる問題に、住居の面があります。
住居探しから手続き、家具や家電の手配など、充実したお住まいの提供を心がけています。安心して過ごせるよう、一貫したサポートに取り組んでおります。
イベント企画・運営
施設の子どもたちが、子どものうちから「仕事」というものに触れ合える機会を企画・提供しております。
職業体験ができるイベントや大人とものづくりをしたりと社会を知ってもらえる機会を目指しております。
就労サポート
児童養護施設の子どもたちや社会に出た後の施設出身者のキャリアコンサルティングに取り組んでいます。18歳で自立を求められる子どもたちにとって急務になりがちな仕事探しにおいて、二人三脚となってサポートすることで社会への不安を緩和したり、相談役としても気軽に頼ってもらえる関係値作りに力を入れています。
アフターケアサポート
施設を巣立った後の子どもたちの心のケアに取り組んでいます。
就職はしたが職場環境や人間関係に不安や不満を抱えたり、お金の使い方においても適切でなかったりと、社会に出たばかりの子どもたちにとっては初めての事ばかりです。困ったことがあってもなかなか相談できる大人がいない子が多いのが現状です。私たちは頼れる大人を育成し、相談役としてケアに取り組んでいます。
施設職員の心身ケア
施設のスタッフは全体的に人員不足が続いており、一人が抱える業務量を超えております。そのため、施設スタッフの皆さんの精神的なサポートも子どもたちの未来につながる重要な取り組みなのです。私たちは、日々子どもたちを支えてくださっている施設スタッフの皆さんに敬意を持って関わっております。
講演会・勉強会
より多くの企業様、個人様に、社会的問題について考えていただく機会を増やし、共に問題解決に取り組んでいきたいと思っております。
また、施設訪問や施設スタッフ様との勉強会、親御様への呼びかけにも積極的に機会を増やし、社会をより良いものにできるよう定期的に実施してまいります。